【12月13日 AFP】先日首相公邸の行事で客人にかみついたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の飼い犬「カイヤ(Kaiya)」が、12日に隔離されたことが分かった。

 この日地元メディアが伝えたところによると、ネタニヤフ首相は11日にフェイスブック(Facebook)への投稿で、前夜に一家でユダヤ教の休日「ハヌカ(Hanukkah)」の5本目のろうそくをともした後、「悲しいことだが法律の要件に沿って、カイヤを隔離せざるを得なくなった」と述べた。また、今回の経験でイスラエルの公衆衛生基準における「論理や情とは矛盾する不備」を痛感したことを明らかにした。

 カイヤは7月、動物保護施設からネタニヤフ首相に引き取られた。9日夜にエルサレム(Jerusalem)の首相公邸でハヌカを祝う行事が行われたが、カイヤはろうそくをともす儀式の最中、与党・リクード(Likud)のシャレン・ハスケル(Sharren Haskel)議員とツィピ・ホトベリ(Tzipi Hotovely)副外相の夫にかみついた。2人に大きなけがはなかった。

 イスラエルの衛生基準は、所定の予防接種を受けさせた犬でも、かみつきを起こした場合には10日間の隔離を義務付けている。(c)AFP