【12月13日 AFP】アフガニスタン北部の戦闘地域クンドゥズ(Kunduz)で国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」の病院を米軍が誤爆した事件で、MSFは12日、再調査した結果、42人の死亡を確認したと明らかにした。

 米軍の誤爆は10月3日、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)がクンドゥズを制圧したことを受け、北大西洋条約機構(NATO)や米軍が支援するアフガニスタンの治安部隊がタリバン一掃に向け戦っていたさなかに発生した。この事件をめぐり、国際的な調査を求める声が高まっていた。

 MSFは声明で、「これまで死者数を少なくとも30人と報告していたが、MSFの記録や患者、スタッフ、家族の証言を再調査したところ、死者数は42人だと確認された」と説明。42人の内訳は、MSFのスタッフ14人、患者24人、世話人4人だという。(c)AFP