【12月13日 AFP】15-16フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは12日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)でアイスダンス・フリーダンス(FD)が行われ、カナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組が合計182.66点を記録して大会連覇を飾った。

 昨季の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2015)銅メダリストのペアは、ショートダンス(SD)からのリードを維持し、マックス・リヒター(Max Richter)作曲の『On the Nature of Daylight』に合わせたFDでも、圧巻の演技で109.91点をマークした。

 ウィーバーは、「アンドリューと私は、今夜の演技にとても満足しています」と述べ、「技術的にはいつだって改善点がありますが、今日は心を込めて滑ることができた。それはロシア杯(Rostelecom Cup 2015)では欠けていたことです。私たちは一体となり、とても気持ちよく滑ることができました」と喜びを表現した。

 米国のマディソン・チョーク(Madison Chock)/エヴァン・ベイツ(Evan Bates)組は、2年連続で2位に甘んじることになった。

 世界選手権の銀メダリストであるチョーク/ベイツ組は、セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninov)の『ピアノ協奏曲第2番(Piano Concerto No. 2)』に乗せたFDで、シーズン最高の105.91点をマークしたものの、合計点では首位に5.11点及ばなかった。

 ベイツは、「ここ3~4週間で演技の約50%を変更したから、まったく新しいプログラムのように感じる」とすると、「GPファイナルでは完璧な演技が求められるが、ここ3週間の練習では、どこかしらでミスを犯していることを感じていた」とコメントした。

「シーズン後半にそこを修正していきたい」

 昨年の世界選手権を制したイタリアのアンナ・カッペリーニ(Anna Cappellini)/ルカ・ラノッテ(Luca Lanotte)組は、FDで2位の106.23点をマークしたものの、合計176.37点で3位に終わった。

 GPファイナル初出場を果たした米国のマイア・シブタニ(Maia Shibutani)/アレックス・シブタニ(Alex Shibutani)組が合計174.92点で4位、ロシアのエカテリーナ・ボブロワ(Ekaterina Bobrova)/ドミトリ・ソロビエフ(Dmitri Soloviev)組が、合計166.73点で5位に入賞した。

 米国のマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組は、合計163.20点で最下位だった。(c)AFP