【12月9日 AFP】ボクシング、ヘビー級世界王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、27)が同性愛に関して行った発言をめぐり、英国の警察当局が捜査に着手したことが分かった。大マンチェスター警察(Greater Manchester Police)の報道担当者が8日、AFPに明らかにした。

 フューリーは同性愛と小児性愛を混同するような発言をし、物議を醸していた。英放送局BBCが選出する年間最優秀スポーツ選手賞「BBCスポーツ・パーソナリティー・オブ・ザ・イヤー(BBC Sports Personality of the Year)」の候補からフューリーを外すよう求める署名には、これまでに10万5000人余りが賛同している。

 GMPの報道担当者によると、フューリーの発言を扱ったBBCのテレビ番組を見た視聴者の一人から「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」に当たるのではないかという通報が9日にあった。警察当局は「非常に深刻な」事案とみており、通報者の元を訪ねて直接話をした後、フューリー本人を聴取するかどうか判断するとしている。

 フューリーはまた、女性の最高の居場所は「台所と寝る所だ」などと発言したとして、性差別に関しても非難を浴びている。

 信仰に目覚めたキリスト教徒であるフューリーは、英大衆紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)の最近のインタビューで「悪魔が帰還するために実現が必要な三つの条件」として「同性愛の合法化、中絶、小児性愛」を列挙。「最初の二つが合法化されるなんて、1950年代や60年代に考えた人がいただろうか」と述べた。(c)AFP