【12月8日 AFP】米カリフォルニア(California)州サンバーナーディーノ(San Bernardino)で14人が死亡した銃乱射事件を捜査している米連邦捜査局(FBI)は7日、実行犯とされるサイード・ファルーク(Syed Farook)容疑者と妻のタシュフィーン・マリク(Tashfeen Malik)容疑者がいずれも「かなり前から」過激思想に傾倒していたことを明らかにした。

 FBIロサンゼルス(Los Angeles)支部のアシスタント・ディレクター、デービッド・ボウディッチ(David Bowdich)氏が記者団に明かしたところによると、2日に発生したこの事件に先立ち、両容疑者がどのように、また誰の影響で過激化したのかについては、現在も捜査が続けられているものの、「捜査が進むにつれ、両者はかなり前から過激化していたことが分かってきた」という。

 同氏の話では、2人は以前からロサンゼルス付近の練習場で射撃訓練を行っており、事件の「数日前」にも通っていたという。両容疑者は事件当日、幼い娘を自宅に残し、ロサンゼルスの東にあるサンバーナーディーノの福祉施設「インランド・リージョナル・センター(Inland Regional Center)」で同僚らが開いていたパーティー会場で銃を乱射したとされる。事件では14人が死亡、21人が負傷。両容疑者は警察との激しい銃撃戦で死亡した。(c)AFP