【12月6日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は5日、冥王星の地表を撮影した高精細画像を複数公開した。NASAは「今後数十年内に見ることのできる冥王星を捉えた最高の接写となるだろう」とコメントしている。

 無人探査機ニューホライズンズ(New Horizons)は2015年7月14日、人工の宇宙船として初めて冥王星に最接近し、かつてない知見を研究者らに与えた。この歴史的な接近通過で撮影された高解像度の画像は、山や砂丘、「氷の岩盤」といった比類のない変化に富む冥王星の地形を明らかにした。

 今回NASAが公開したのは冥王星に最接近した際に連続で撮影された画像の一部で、クレーターや山、氷河が入り交じった地表の様子が鮮明に捉えられている。NASAによると、画像は1ピクセル当たり約77~85メートルの解像度で、幅は約80キロだという。(c)AFP