【12月6日 AFP】15-16イタリア・セリエAは5日、第15節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)はアウェーでトリノ(Torino FC)と1-1で引き分けた。

 リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指すローマは、試合終了7分前にミラレム・ピャニッチ(Miralem Pjanic)がFKを決め、勝ち点3の獲得が目前に迫っていた。

 ところがトリノは、ロスタイムにアンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)がローマのコスタス・マノラス(Kostas Manolas)にペナルティーエリア内で倒されると、主審はPKを指示。このPKをマキシ・ロペス(Maxi Lopez)がローマのGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)の逆をついて沈めた。

 これにより今季4度目の引き分けに終わった4位ローマは、6日にボローニャ(Bologna FC)戦で首位ナポリ(SSC Napoli)が勝利すれば、その勝ち点差は6に広がる。

 ローマのルディ・ガルシア (Rudi Garcia)監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「われわれはミスを犯した。ミスから学ばなければならない。ただ審判を批判するだけではいけない」と語っている。

「追加点が取れなかったのもわれわれのミスだ。先制点のあとすぐに2点目を決めるべきだった。そうすればPKの状況も違ったはずだ」

 一方トリノは、現時点でナポリと勝ち点9差の暫定8位につけており、PKを決めたロペスは、「チームにとって重要な勝ち点1となった。さじを投げるのではなく、信念を守るためによく戦った」と語っている。(c)AFP/Justin DAVIS