【12月2日 AFP】1日に発表された世論調査によると、フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領の支持率は、過激派に対する強硬路線のきっかけとなったパリ(Paris)同時テロ事件を受け、50%に急上昇し、2012年7月以降最高となった。

 世論調査は、仏世論研究所(Ifop)とフィデュシアル(Fiducial)が仏週刊誌パリ・マッチ(Paris Match)とシュド・ラジオ(Sud Radio)の委託を受け行ったもの。11月27、28の両日に983人を対象に電話で実施された。

 オランド大統領の支持率は、この3年間は失業対策の失敗などもあり、極めて低い水準に達していた。支持率は、今年1月の風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社銃撃事件とユダヤ系食料品店襲撃事件直後にも21ポイント上昇しており、仏世論研究所のフレデリック・ダビ(Frederic Dabi)副所長は「今年2度目となる、大統領の人気の急上昇がみられた」と述べている。(c)AFP