【12月1日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は30日、2015年の世界最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」の最終候補3人を発表し、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)とネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、そしてレアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が名を連ねた。

 サッカー選手最高の名誉とされるバロンドールは、アルゼンチン代表のメッシが過去に4年連続で選出されており、ポルトガル代表のロナウドは通算3回、前回まで2年連続で受賞している。ブラジル代表のネイマールがタイトルを獲得すれば、自身初のバロンドール受賞になる。

 メッシは所属するバルセロナで昨季、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)、スペイン1部リーグ、そしてスペイン国王杯(Copa del Rey 2014-15)の3冠を達成しており、今回の大本命とみられている。

 対するロナウドは、今季のバロンドールは難しいとされているものの、昨季はスペイン1部リーグ最多の計48得点を記録し、今季の欧州チャンピオンズリーグでも計7得点を挙げるなど、個人の才能を発揮している。

 一方、FIFA年間最優秀女子選手の最終候補には、W杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)で優勝した米国代表の主将カーリー・ロイド(Carli Lloyd)、日本代表の宮間あや(Aya Miyama)、ドイツ代表のセリア・シャシッチ(Celia Sasic)がノミネートされた。

 FIFA年間最優秀監督では、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督、バルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督と並び、コパ・アメリカ(2015 Copa America)でチリを優勝に導いたホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督が最終候補に選出された。

 女子サッカーの部門では、米国代表のジル・エリス(Jill Ellis)監督、イングランド代表のマーク・サンプソン(Mark Sampson)監督、そして日本代表の佐々木則夫(Norio Sasaki)監督の3人が、FIFA年間最優秀監督の座を争うことになる。

 すべての受賞者は、来年1月11日にスイスのチューリヒ(Zurich)で開催されるFIFA表彰で発表される。(c)AFP