【11月30日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)が29日、ウェブサイトのザ・プレイヤーズ・トリビューン(The Players' Tribune)に掲載されたエッセイの中で「これが最後のシーズンになる」と明かし、今季限りでの現役引退を表明した。

 37歳のブライアントは、20年に及ぶキャリアをレイカーズ一筋で過ごし、これまでに通算5回のNBAファイナル制覇を果たしている。

 バスケットボール米国代表としても五輪で2つの金メダルを獲得しているブライアントだが、ここ数年はけがに苦しんでおり、今季も以前の輝きを取り戻すことができず、レイカーズは現在2勝13敗と大きく負け越している。

「親愛なるバスケットボールへ」というタイトルで掲載されたラブレターの中で、ブライアントは「私の身体が別れの時だと言っている」と語った。

「私の心は高鳴っているし、気持ち的にもまだやれる。でも、身体が別れの時が来たと言っていて、それを受け入れた」

「みんなと一緒に最後の時間を楽しむために、今それを伝えたい」

 ブライアントは昨季まで通算1280試合に出場し、1試合平均25.4得点、5.3リバウンド、4.8アシスト、1.5スティールの成績を残していた。今季は1試合平均15.7得点、4.1リバウンド、3.4アシストを記録している。

 2006年と2007年には得点王に輝き、2008年にはシーズン最優秀選手(MVP)に輝いた。(c)AFP