【11月29日 AFP】15-16フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯(NHK Trophy 2015)は28日、長野県長野市で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、宮原知子(Satoko Miyahara)が合計203.11点で優勝した。

 フリーで素晴らしい演技を披露した宮原が、世界選手権優勝3回を誇る浅田真央(Mao Asada)から主役の座を奪い、12月にバルセロナ(Barcelona)で行われるGPファイナル進出を決めた。

 先に滑った選手に失敗が相次ぎ、プレッシャーがかかるなかで演技に臨んだ宮原だったが、FSで133.58点を記録。自身初となる合計200点を突破し、大会を制した。

 小柄な宮原は、「まだ全然実感はないですが、最後までうまくできて良かったです。最初は少し緊張しましたけれど、できることをしっかりやりたいと思っていました。得点はあまり考えていなかった」と語った。

 米国のコートニー・ヒックス(Courtney Hicks)は、3回転ルッツで転倒する大きなミスがあったものの、浅田真央(Mao Asada)を抑えて合計183.12点で2位に入り、今季から復帰した浅田は182.99点で3位だった。(c)AFP