【11月27日 AFP】インド北部メーラト(Meerut)の裁判所は、25年以上前に国からの資金11ルピー(約20円)を着服したとして、元医療従事者2人に禁錮1年の実刑判決を言い渡した。弁護士が26日、述べた。

 元医療助手と元看護師の2被告は、1989年に国が推進していた避妊手術で、施術した人数を水増しして手当て金を着服した罪に問われた。当時の政府は、人口増加を抑え込もうと、手当てを出して男女両方の避妊手術を推奨していた。

 同裁判は判決が言い渡されるまで185回の審理が行われ、2被告は10年前にすでに退職している。弁護士のビレンデル・クマル(Virender Kumar)氏は「一方的な判決」だと非難し、上訴する意向を表明した。(c)AFP