【11月27日 AFP】ノルウェー政府は26日、アフガニスタン人の同国への亡命を思いとどまらせることを目的に、アフガニスタン紙への広告の掲載を開始したことを明らかにした。

 同国のヨラン・カルミール(Joran Kallmyr)法務副大臣はAFPに対し、「所持品をすべて売り払い、密航業者の手に命を委ねることはしないよう彼らを説得するのが目的。なぜなら、強制送還されるリスクが高いからだ」と語っている。

 広告は、アフガニスタン2紙の一面に英語とダリー語で掲載されており、「ノルウェーの亡命規制が厳格化」との見出しがつけられている。

 ノルウェーでは最近、アフガニスタン出身の亡命希望者が増加している。過去3週間でみても、シリア出身の亡命申請者が2138人であるのに対し、アフガニスタン出身者はその数を上回る2212人となっている。(c)AFP