【11月26日 AFP】類人猿やキツネザルなどを含む世界の霊長類の半分以上が絶滅の危機に瀕(ひん)している──。国際的な専門家らが24日、シンガポールで開いた会合で警告した。

 専門家らは、絶滅する危機が最も高い霊長類25種を発表。このうち、アジアにはロロウェイモンキーやスマトラオランウータンなど10種が生息している。熱帯雨林減少などによる大規模な生息地の破壊、食用や野生動物の違法取引を目的とした狩猟などが個体数激減の理由だとして、緊急に保護対策を取るよう呼び掛けた。(c)AFP