【11月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は24日、各地でグループリーグ第5節が行われ、前回王者FCバルセロナ(FC Barcelona)は6-1でASローマ(AS Roma)に大勝し、グループ首位通過を決めた。

 バルセロナはルイス・スアレス(Luis Suarez)とリオネル・メッシ(Lionel Messi)がそれぞれ2得点を記録するなど、またしても圧巻のパフォーマンスを披露し、現時点では間違いなく欧州最強クラスのチームであることを示した。

 21日のリーグ戦で、宿敵レアル・マドリード(Real Madrid)に4-0で快勝したばかりのバルセロナは、同日の早い時間帯に行われた試合でBATEボリソフ(BATE Borisov)とバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)が1-1の引き分けに終わったため、グループ突破が確定していた。

 それでもバルセロナは前半15分、ダニエウ・アウベス(Daniel Alves)のアシストからスアレスが先制点を決めると、直後の同18分にはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、スアレスとの見事な連携から、故障明けで戦列復帰後初先発となったメッシが追加点を奪った。

 さらにバルセロナは、前半終了間際にスアレスが美しいボレーシュートで再びネットを揺らすと、ゴールラッシュは後半に入っても続き、3トップ全員が絡んだ連携から、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)がチーム4点目を挙げた。

 バルセロナはその後もネイマール、スアレスのお膳立てからメッシがこの試合自身2得点目、チーム5点目を決めると、最後はネイマールのPKがGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)に阻まれた跳ね返りを、アドリアーノ・コレイア(Adriano Correia)が豪快に蹴り込み、6点目を挙げた。

 ローマは終盤にPKを得たものの、エディン・ジェコ(Edin Dzeko)のキックがバルセロナのGKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)に阻まれるなどまったくいいところがなかったが、ラストプレーでそのジェコが1点を返した。

 敗れたローマだが、グループ突破の可能性はまだ残されており、12月に行われる最終節、本拠地でのBATE戦に勝利すれば2位通過を決められる可能性がある。(c)AFP