【11月23日 AFP】アルゼンチンで22日に行われた大統領選の決選投票は、市場重視の経済政策を訴える中道右派の野党連合「カンビエモス(Cambiemos、変えよう)」のマウリシオ・マクリ(Mauricio Macri)・ブエノスアイレス(Buenos Aires)市長が、中道左派の与党連合「勝利のための戦線(Frente Para la Victoria)」のダニエル・シオリ(Daniel Scioli)・ブエノスアイレス州知事を抑え勝利し、12年間続いたポピュリスト系のペロン派による統治が終結する見通しとなった。

 開票率が75%を超えた時点での得票率は、マクリ氏の約53%に対し、シオリ氏は47%。シオリ氏は「民衆の意志により、新大統領が選ばれた。マウリシオ・マクリ氏だ」と述べ、敗北を認めた。一方のマクリ氏は「今日は歴史的な日だ。素晴らしい時代への変化が訪れた」と表明した。(c)AFP