【11月23日 AFP】ロシアの治安部隊は22日、北カフカス(North Caucasus)地方で2件の対テロ作戦を実施し、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に関係する戦闘員14人を殺害した。同国当局が発表した。

 国営タス通信(TASS)が伝えたロシア国家対テロ委員会の声明によると、ナリチク(Nalchik)市付近の最初の作戦で11人が、さらに同じ地域で同日に行われた2回目の作戦で3人が殺害された。死者は「全員がISに忠誠を誓った武装組織の参加者だった」という。

 露インタファクス(Interfax)通信が警察筋の情報として伝えたところでは、死者には地元のIS傘下組織の新指導者と副官2人が含まれている。さらに、大量の武器弾薬が押収されたという。

 北カフカスのイスラム武装勢力は、従来は地元組織「カフカス首長国(Caucasus Emirate)」の下で連帯していたが、最近はISに加わる者が増えている。ISは今年6月、同地に支部を設立したと宣言している。(c)AFP