【11月22日 AFP】カメルーン北部フォトコル(Fotokol)近郊の村で21日、10代の少女4人が自爆攻撃を行い、部族指導者を含む5人が死亡、10人が負傷した。同地域の知事がAFPに語った。

 事件があったのは部族指導者の自宅で、少女のうち1人が身に着けていた爆弾を爆発させ、部族指導者とその家族4人が死亡した。その他の少女も自爆したが、そちらの爆発で死者は出なかった。

 カメルーンの治安部隊によると、自爆攻撃を実行した少女らは15歳前後だった。

 フォトコルはナイジェリア国境に近く、ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による攻撃が頻発している。この日の事件の犯行声明は今のところ出ていないものの、捜査当局はボコ・ハラムが少女に自爆攻撃を行わせる手口を繰り返している点などを踏まえ、ボコ・ハラムが関与した疑いがあるとみている。(c)AFP