【11月22日 AFP】15-16フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯(Rostelecom Cup 2015)は21日、モスクワ(Moscow)のルジニキ・オリンピック・コンプレックス(Luzhniki Olympic Complex)にあるスモール・スポーツ・アリーナ(Small Sports Arena)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、エレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova、ロシア)が合計211.32点で優勝した。

 同種目ではロシア勢が表彰台を独占し、2位には、合計206.76点でエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva)が入賞。故障で昨シーズンを棒に振ったソチ冬季五輪金メダリストのアデリナ・ソトニコワ(Adelina Sotnikova)は、合計185.11点を記録して、GPシリーズ復帰戦で3位に入った。

 ロシア選手権を制している16歳のラディオノワは、前日のショートプログラム(SP)で首位発進していたが、FSでも映画『タイタニック(Titanic)』の音楽に合わせてしっかりと滑りきり、139.53点をマークした。

 同じく16歳のメドベデワは、FSで最高の139.73点をたたき出したものの、SPとの合計では、ラディオノワに4.56点及ばなかった。

 中国杯(Audi Cup of China 2015)で3位に入ったラディオノワと、スケート・アメリカ(Progressive Skate America 2015)で優勝したメドベデワは、ともに来月スペイン・バルセロナ(Barcelona)で行われるGPファイナルの出場権を確保している。

 19歳のソトニコワは、ララ・ファビアン(Lara Fabian)の『Je suis Malade』に乗せた演技を披露し、SPから1つ順位を上げた。

 日本勢では、本郷理華(Rika Hongo)が合計179.12点で5位に入ったほか、永井優香(Yuka Nagai)が合計159.62点で8位、加藤利緒菜(Riona Kato)は合計155.56点で10位となっている。(c)AFP/Alexandre FEDORETS