【11月21日 AFP】15-16フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯(Rostelecom Cup 2015)は20日、モスクワ(Moscow)のルジニキ・オリンピック・コンプレックス(Luzhniki Olympic Complex)にあるスモール・スポーツ・アリーナ(Small Sports Arena)で女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、エレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova、ロシア)が71.79点で首位発進した。

 昨シーズンのGPファイナルで2位に入り、今年のロシア選手権を制している16歳のラディオノワは、ララ・ファビアン(Lara Fabian)歌唱の『ジュ・テーム(Je t'aime)』に乗せた演技で、ほとんどミスのない滑りを披露した。

 4.41点差の2位には、2015年カナダ選手権2位のアレーヌ・シャルトラン(Alaine Chartrand)が入り、さらに0.35点差で、スケート・アメリカ(Progressive Skate America 2015)覇者のエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva、ロシア)がつけている。

 一方で、ソチ冬季五輪金メダリストのアデリナ・ソトニコワ(Adelina Sotnikova、ロシア)は、足首の故障で昨シーズンを棒に振ってから、初めて主要大会の舞台に復帰した。

 19歳のソトニコワは、『ある恋の物語(Historia De Un Amor)』に合わせた演技で65.48点を記録すると、アリーナに詰めかけた観客から拍手喝采を受けた。

 久々の大舞台で演技を終え、ソトニコワは「1年半の休養を経て復帰し、血中にアドレナリンが放出されるのを感じるのは、素晴らしい気持ちです」とコメントした。

「もちろん今日は少し緊張して、ベストのスケーティングを披露することはできませんでした。でも戻ってこられた。それがうれしいです」

 日本勢では、本郷理華(Rika Hongo)が63.45点で6位発進、永井優香(Yuka Nagai)は53.19点で9位、加藤利緒菜(Riona Kato)が50.26点で10位となっている。(c)AFP