【11月19日 AFP】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が18日に開幕したフィリピンのソーシャルメディア上で、カナダ首相とメキシコ大統領が「イケメン」だとして思わぬ人気を集めている。

 フィリピンの人々が熱いまなざしを注ぐのは、カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相とメキシコのエンリケ・ペニャニエト(Enrique Pena Nieto)大統領。マイクロブログのツイッター(Twitter)ではセクシーを意味する「hottie」を「APEC」と組み合わせたハッシュタグ「#APEChottie」が伸びている。

 英字紙フィリピン・デイリー・インクワイアラー(Philippine Daily Inquirer)は、一面にトルドー首相とペニャニエト大統領の写真を掲載し、「あなたはニエト派?それともトルドー派?」と読者に問い掛けた。

 これを受けて多くのフィリピン人が「#APEChottie」を付けたツイートで、自分の好みを次々と披露。「#PrinceEricIsReal(エリック王子は実在した)」というハッシュタグとともに、「カナダの首相なのかディズニーの王子様なのか見分けがつかない」などの書き込みも飛び出した。

 首都マニラ(Manila)でのAPEC開催では、警備強化に伴い交通に影響が出るなど市民の不満が募っていたが、ソーシャルメディア上の反応は直前で一転。これについて、交流サイト大手フェイスブック(Facebook)のあるユーザーは「状況にうんざりしているときでも、ハッピーになる理由を見つける。フィリピン人の素晴らしい特徴の一つだ」と述べている。(c)AFP