【11月18日 AFP】(一部更新、写真追加)フランスの首都パリ(Paris)北郊のサンドニ(Saint Denis)で18日、パリ連続襲撃事件に関連する家宅捜査の対象となったアパートで銃撃戦が起こり、立てこもっていたイスラム過激派とみられる容疑者2人が死亡した。うち1人は女で、自爆用ベストを爆破して自爆したという。

 そのほか、これまでに3人が逮捕された。

 捜査筋によると、死亡した人物の身元は特定されていない。家宅捜査の対象となっているのは、パリ連続襲撃事件の主犯格とされるモロッコ系ベルギー人のアブデルハミド・アバウド(Abdelhamid Abaaoud)容疑者で、少なくとも警官3人が作戦中に負傷した。アパートには武装した2~4人のグループが立てこもっていると伝えられていた。

 現場は13日の事件で標的とされた場所の一つであるスタジアム「スタッド・ド・フランス(Stade de France)」に近い。

 捜査は18日の午前4時31分(日本時間同日午後0時31分)に始まり、作戦はまだ続いている。特殊部隊が作戦に参加しているとの情報もある。

 129人が死亡、350人以上が負傷したパリ連続襲撃事件については、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。(c)AFP