【11月16日 AFP】国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長が、今週中にも北朝鮮を訪問することが分かったと、韓国の聯合(Yonhap)ニュースが16日に報じた。国連トップの北朝鮮訪問は1993年以来、3人目となる。

 聯合ニュースは国連高官筋の情報として、潘事務総長が今週後半に平壌(Pyongyang)を公式訪問すると伝えた。正式な日程は不明。この高官によれば、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記との会談もほぼ確実だという。

 正恩氏は2011年に父親の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記の死去を受けて北朝鮮の実権を握って以降、他国の首脳と面会したことはない。

 国連事務総長としては1979年にクルト・ワルトハイム(Kurt Waldheim)氏が、また1993年にブートロス・ブートロスガリ(Boutros Boutros-Ghali)氏が、故金日成(Kim Il-Sung)国家主席の時代に北朝鮮を訪れている。一方、潘氏は韓国外相として2006年に北朝鮮の開城(Kaesong)工業団地を訪問している。(c)AFP