【11月13日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)のクリス・カーモード(Chris Kermode)会長は12日、シーズン最終戦のATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals)が、2018年まで継続して英ロンドン(London)で行われることが決まったと発表した。

 2009年にツアー・ファイナルが初めて開催されて以降、ロンドン南東部に位置するO2アリーナ(O2 Arena)は毎年、選手と会場に詰めかける2万人のファンを魅了してきた。

 次の候補地としては、中国・上海(Shanghai)でマスターズ・カップ(Tennis Masters Cup)を開催していたアジアや、欧州各国などが挙げられていたが、ロンドンで経済的にもスポーツ大会としても成功を収めたことが要因となり、ATPはテムズ川(River Thames)のほとりで大会を続けていくことになった。

 カーモード会長は、組み合わせ抽選会が行われたロンドン市庁舎(London City Hall)で、「2018年の大会10周年をロンドンで祝うことで合意に達し、とてもうれしく思います」と述べた。

「2009年にO2アリーナで開催されるようになって以降、大会は記録的な観客を動員して素晴らしい盛り上がりをみせており、世界のテレビ視聴者数も、昨年は史上初となる1億人の大台を突破しました」

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