【11月13日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)のアジア2次予選は12日、グループEの試合が行われ、欧州組が活躍した日本は3-0でシンガポールに快勝した。

 シンガポールのナショナルスタジアム(National Stadium)で行われた試合で、日本は立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けた。

 6月に埼玉で行われた試合で、GKイズワン・マフブド(Izwan Mahbud)が好セーブを連発し、アウェーでの戦いを0-0のスコアレスドローとしていたシンガポール。この日も序盤は堅守を見せたが、日本は前半20分にゴールをこじ開けた。

 右サイドから本田圭佑(Keisuke Honda)のクロスが入ると、武藤嘉紀(Yoshinori Muto)がこれを頭で落とし、最後は鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)に所属する金崎夢生(Mu Kanazaki)が胸トラップから左足ボレーで蹴り込んだ。

 その6分後には、エリア内に走り込んだ本田がシュートを放つと、これが相手DFに当たって角度を変え、ゴールに吸い込まれた。

 後半に入っても押し続けた日本は、金崎と武藤がゴールを狙うも、マフブドの好セーブに阻まれる。一方で、ここまで大きなチャンスがなかったシンガポールは、ヘディングで得点機を迎えたが、これは枠を外れた。

 同35分、金崎がネットを揺らしたものの、これはオフサイドの判定。それでも最後は、吉田がゴール前からねじ込んで、日本が快勝を収めた。

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督は、「前半は闘争心と積極性を持ってプレーしたが、あれ以上得点することはできなかった。後半はリズムがいくらか崩れたが、チャンスを作ることができた」と振り返った。

「選手たちにはブラボーと言いたいが、まだ改善の余地はあるし、もっと得点することも可能だったと思う」

「今日は向こうのGKが再び素晴らしいプレーをみせた。試合後、個人的に彼を祝福してきた。この2試合で何度セーブしたか、数え切れないくらいだ」

 日本は、勝ち点13でグループEの首位に浮上。3試合を残し、ステージ突破のチャンスを広げている。

 同組では、シリアが勝ち点12で2位に続き、シンガポールが同10の3位に入っている。各グループの首位8か国、2位の中で成績上位4か国の計12チームが、アジア最終予選に進出する。(c)AFP/Colin Pereira