【11月7日 AFP】15-16フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯(Audi Cup of China 2015)は6日、北京(Beijing)の首都体育館(Capital Gymnasium)で女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)を3度制している浅田真央(Mao Asada)が首位に立った。

 冒頭のトリプルアクセルを成功させた浅田は、3回転フリップ、3回転ループのコンビネーションジャンプ、3回転ルッツを組み込んだプログラムで71.73点を記録した。

 1年間の休養を経てGPシリーズの舞台に戻ってきた浅田だったが、プレッシャーを感じさせない演技を披露した。

 25歳の浅田は、「世界選手権で3度優勝しているのは事実ですが、私にはまだ多くのやるべきこと、乗り超えるべき課題があると感じています」と語っている。

 四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2015)で銅メダルの本郷理華(Rika Hongo)は、今季自己最高の65.79点を記録して浅田に次ぐ2位につけた。

 同じく今季自己最高の62.38点を記録したコートニー・ヒックス(Courtney Hicks、米国)が3位につけ、冒頭の3回転トーループの転倒による減点が響いたアンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya、ロシア)は61.47点で4位につけている。

 また、浅田のライバルとも目されていたエレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova、ロシア)は、58.51点で6位と出遅れている。(c)AFP