【11月6日 AFP】エジプト・シナイ半島(Sinai Peninsula)で起きたロシア旅客機墜落について、米英両国の情報活動により、機内に爆弾が持ち込まれていた可能性が示唆されたと6日、英紙タイムズ(The Times)が伝えた。

 同紙の報道によると、この情報は、米英合同の情報作戦でシリアとエジプトのイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」戦闘員間の電子通信を衛星を使用して傍受したことにより、明らかになった。情報源は明らかにされていない。

 同紙は、「メッセージの調子と内容により、分析官らは、乗客または空港地上職員により爆弾が持ち込まれたことを確信した」と報じている。

 デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相の報道官は、この報道についてのコメントを拒否し、「情報問題についての詳細には立ち入らない」と述べた。(c)AFP