【11月3日 AFP】トルコ軍は3日、クルド人武装組織「クルド労働者党(PKK)」が同国からイラク北部にかけて展開している拠点に対し、空爆を行ったと発表した。

 トルコ軍は「分離派テロ組織のテロリストたちが使用しているものと確認された施設や洞穴、武器保管庫などは空爆によって破壊された」としている。

 2日の空爆の標的となったのは、イラク国境に近くクルド人の勢力下にあるトルコ南東部ハッカリ(Hakkari)県や、カンディル(Qandil)山の主要拠点を含むイラク北部の複数の地域にあるPKKの拠点。

 今月1日に実施された総選挙で与党・公正発展党(AKP)が再び単独政権の座を獲得したトルコでは、政府が今年7月からPKKに対する新たな戦闘を開始した他、軍がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に対する空爆にも参加している。(c)AFP