【10月31日 AFP】男子テニス、スイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2015)は30日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、順当にベスト4進出を果たした。

 7度目のスイス・インドア制覇を目指すフェデラーは、昨年の決勝で勝利したダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を前に、6-3、3-6、6-1のフルセットで勝利を収めた。

 ナダルも、4-6、6-3、6-3で第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を退け、ここまで3試合すべてフルセットで勝ち抜いている。

 ゴフィンは、第2セットで3連続ブレークを記録して、試合をフルセットに持ち込んだものの、最終セットでは、34歳のベテランに第2ゲームと第6ゲームを破られ完敗した。

「第1セットまでは主導権を握っていた気がしたけど、向こうも粘ったね」としたフェデラーは、準決勝で米国のジャック・ソック(Jack Sock)と対戦する。

「(ゴフィンは)第2セットにすごく良いプレーをしていた。危険な相手に勝利できてうれしいよ」

「12月にドバイ(Dubai)で一緒に練習したから、彼のゲームはよく知っている。10~15時間も一緒にコートにいた上、ものすごいセット数をこなしたんだ」

「フットワーク、パワーに優れていて、テニスIQが高い選手だ」

 四大大会(グランドスラム)通算14勝のナダルは、次戦で第5シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)と対戦する。ガスケは同日の試合で、32本のサービスエースをたたき込んだイボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)を退け、4強入りを決めている。