【10月30日 AFP】米フロリダ(Florida)州フォートローダーデール(Fort Lauderdale)の空港で29日、滑走路に向かって地上走行していた旅客機のエンジンから火が出て、15人が負傷した。当局が発表した。

 事故があったのは、フォートローダーデール・ハリウッド国際空港(Fort Lauderdale-Hollywood International Airport)。ブロワード(Broward)郡保安官事務所によると、離陸準備を進めていたベネズエラ行きボーイング(Boeing)767型機のエンジンの一つから出火した。

 郡当局は記者会見で、1人が重度のやけど、2人は比較的軽いけが、残る12人は打ち身や擦り傷などを負ったと発表した。同機には乗客乗員101人が搭乗していたという。

 同機を運航していたのは、国から認可を受け、最近同空港とカラカス(Caracas)のシモンボリバル国際空港(Simon Bolivar International Airport)間の運航を開始したばかりのダイナミック・インターナショナル・エアウェイズ(Dynamic International Airways)。

 米運輸安全委員会(NTSB)は、出火原因を調べるため調査チームを派遣したとしている。(c)AFP