【10月26日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)周辺で25日、数か月にわたって放置されて山積みになったごみが大雨で流され、一部では「ごみの川」と化す場所もあった。

 首都郊外では、ごみ問題を収拾できないでいる政府に対し「You Stink」(おまえは臭い)と題する大規模な抗議運動を展開している活動家らが、ベイルート川(Beirut river)に流出したごみの収集にあたった。そのほかの場所でも雨が上がると、住民たちや市の職員らがブルドーザーなどを使って散乱したごみを片付け、新たなごみの山を築いた。

 レバノンでは、同国最大の埋め立て処理場が7月半ばに限界に達して閉鎖して以降、ごみが収集されず街中にあふれる状態が3か月にわたって続いているが、政府は代わりの処理場を見つけられずにいる。(c)AFP