【10月22日 AFP】英国を訪問中の中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は21日、英国で数十年ぶりとなる原子力発電所の建設プロジェクトへの出資額の3分の1を中国企業が担うことで、デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相と合意した。

 フランス電力大手(EDF)の主導で英イングランド(England)南西部ヒンクリーポイント(Hinkley Point)で進められる原発建設プロジェクトの建設費180億ポンド(約3兆3000億円)のうち、中国広核集団(CGN)が60億ポンドを出資する予定。キャメロン首相は今回の合意を、同プロジェクトに関する「歴史的な取引」だと歓迎した。

 キャメロン首相によると、習主席の訪英中、両国間で合わせて400億ポンド(約7兆4000億円)相当の契約が締結される見込みになった。(c)AFP/Roland JACKSON