【10月21日 AFP】台風24号(アジア名:コップ、Koppu)の直撃によりフィリピンの各地で発生した洪水は、21日には収まったが、台風による死者数は47人に上り、いまだに10万人以上が避難所生活を送っている。

 台風24号の直撃から3日後、天候はようやく回復し、当局は、マニラ(Manila)北部の農業地域を襲った豪雨による作物や水死した家畜の被害額の調査を進めている。

 政府機関や地元当局が発表した死者数をAFPがまとめたところ、ルソン(Luzon)島の農業地域では17人が死亡した。さらに、この地域では19〜20日の両日で300を超える村が冠水し、一部では家全体が水没している地域もある。

 洪水は完全に引いたわけではなく、フィリピンの災害管理機関によれば、今も10万7000人以上が避難所生活を余儀なくされている。(c)AFP