【10月21日 AFP】SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー2(Back to the Future II)』(1989年)に登場するホバーボード(宙に浮くスケートボード)。いまだ現実世界では普及していないが、ともあれ、オーストリアの運輸・技術革新省はホバーボードの利用にゴーサインを出した。

 同作品で主人公がタイムトラベルした2015年10月21日の前日となる20日、同省はホバーボードを、「スケートボードが使用できる場所ならどこでも」利用可能な「小型の路上外走行車」として取り扱えると発表した。

 スケートボードに関する規制は「利用者は歩行者や車両交通を危険にさらしてはならない」の一つだけだが、同作品に登場したロケットエンジンで動くホバーボード「ピットブル(Pit Bull)」モデルを使うとなると、パイロットの資格や飛行許可、さらに水上で使用する場合には航海許可が求められるなど、より多くの規制がかかってくるようだ。

 長きにわたり若者やエンジニアが憧れるホバーボードだが、まだ一般市場での販売には至っていない。(c)AFP