【10月21日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は20日、各地でグループリーグ第3節が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は2-0でBATEボリソフ(BATE Borisov)に快勝した。

 イヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)が2得点の活躍をみせたバルセロナは、敵地でBATEを難なく退け、ベスト16入りへまた一歩前進した。

 ベンチスタートだったラキティッチは、セルジ・ロベルト(Sergi Roberto)の負傷を受け、前半途中から急きょピッチに投入されると、後半開始直後に先制点を挙げた。

 ラキティッチはその後、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のアシストから追加点を奪い、いら立ちが募る前半を過ごしたバルセロナが、最終的には勝利を収めた。

 バルセロナは3試合を終えて勝ち点を7に伸ばし、2位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に勝ち点3差をつけて、グループEの首位を維持している。

 同じグループのもう1試合では、レバークーゼンとASローマ(AS Roma)が派手な打ち合いを演じた末に4-4で引き分けた。

 ラキティッチは試合後、「全体にすごく良い試合ができた。相手を押し込んでいたし、まったくチャンスを与えなかったはずだ」とコメントした。

「あと2、3点は決められたはずだけど、このプレーを続けていかなくてはならない」

 前半は好機を逃し続け、今季繰り返されている課題をこの日も露呈したバルセロナだが、ルイス・エンリケ (Luis Enrique)監督は、一筋縄ではいかないBATEとのアウェーゲームを無事に乗りきったことに満足感をみせた。

 昨季はチームを3冠に導き、試合前には国際サッカー連盟(FIFA)の最優秀監督候補に選出されたエンリケ監督は、「チャンピオンズリーグのアウェーゲームに、簡単なものはない」と語った。

「難しい試合が予想されたことを考えれば、選手は良いプレーをみせ、完璧に試合を終わらせたと思う」

「たくさんのチャンスを作れており、ここ何試合かはなかなかゴールが決まらない状況が続いているが、チームは非常に良いサッカーを披露している」

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