【10月20日 AFP】20日に敵地で行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のBATEボリソフ(BATE Borisov)戦で、FCバルセロナ(FC Barcelona)は12季連続の決勝トーナメント進出へ大きな一歩を踏み出すことができる。

 負傷者を抱えるバルセロナは再びリオネル・メッシ(Lionel Messi)やアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)を欠くことになるが、17日に5-2で勝利したスペイン1部リーグのラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)戦で4得点を挙げたネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)に期待が寄せられる。

 バルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、メッシが欠場する中でチームを先導する責任を担うネイマールについて「止められない」と評している。

 19日に行われた会見に臨んだバルセロナのセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)は、「ネイマールは好調だ。メッシが帯同できない間、この好調ぶりを維持してほしい」と語っている。

 4年前にベラルーシに乗り込んだバルセロナは、BATEを5-0で粉砕しており、その試合でメッシは2得点を挙げている。

 しかしながら、メッシ、イニエスタ、ラフィーニャ(Rafinha)の負傷や1年間の選手登録禁止処分は、19日間で6試合を戦ういっぱいいっぱいの状態のチームに影響を与えている。

 ブスケツは、「試合の展開を変えるという時に、メッシがいないことを思い知る。彼は最も得点を決め、最もアシストをする選手だ。システムは変わらないから、僕らは全員がさらに努力を重ねなければならない。とはいえ、メッシの欠場の影響を受けないというのは不可能だ」と付け加えた。

 グループEの初戦、敵地でのASローマ(AS Roma)戦に1-1で引き分けたバルセロナは、前節のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に2-1で逆転勝利を飾り、少なくとも16強入りへ態勢を立て直した。

 2週間後に行われる試合を含め、BATEから勝ち点6を奪うことが予想されるバルセロナは、ホームでのローマ戦とアウェーでのレバークーゼン戦ではメッシが復帰することが見込まれている。

 一方のBATEは、国内リーグ10連覇を16日に達成しており、自信に満ちた状態でスペイン王者との対戦に向かう。前節はローマに3-2で勝利しており、現在バルセロナと勝ち点1差でレバークーゼンとともに2位につけるBATEは、5度目のチャンピオンズリーグで初めて16強入りの可能性を手にしている。

 現在BATEに所属し、08-09シーズンの大会制覇時にバルセロナに在籍していたアレクサンデル・フレブ(Alexander Hleb)は、臀部(でんぶ)の負傷により欠場することが決まっている。(c)AFP