【10月18日 AFP】非常に強い台風24号(アジア名:コップ、Koppu)は18日にフィリピン北部を直撃した。当局によると、強風で木がなぎ倒され、土砂崩れや洪水が発生した影響で、大勢の住民が避難を余儀なくされた。

 死傷者は報告されていないものの、自宅から避難した住民は1万5000人を上回った。24号がルソン(Luzon)島をゆっくり北上していることから、避難住民は今後さらに増える見込み。フィリピンが暴風域を抜けるのは21日と予想されている。

 24号はこの日未明、人口3万1000人のルソン島の漁村カシグラン(Casiguran)に上陸。その後7時間にわたってほぼ静止し、最大風速58メートルを観測した。(c)AFP/Cecil MORELLA