【10月15日 AFP】メキシコ北西部ティフアナ(Tijuana)で先週末、男性を殺害した疑いで、14歳の少年が逮捕された。地元検察当局が13日、発表した。少年はフェイスブック(Facebook)で接触した人物から3万1000ペソ(約22万円)の報酬で男性の殺害を請け負っていたとされる。

 検察当局によると、少年は10日、現場から逃げようとしたところを逮捕された。警察の尋問に対し、市内の目抜き通りで「依頼人」と落ち合ったと供述。その後、タクシーで酒場や麻薬取引で知られる地区に連れていかれた少年は、銃を渡され、どの男性を殺害すればいいか指示を受けたという。少年はタクシーを降り、35歳の男性に近づいて40口径の拳銃で頭部を撃ったとされる。

 少年はその場から逃走しようとしたが、市警察が少年の身柄を拘束し、少年法廷に送致した。メキシコの麻薬組織は、治安部隊や疑わしい人物の動向を知らせる「アルコネス」と呼ばれる見張り役として未成年を勧誘することで知られている。(c)AFP