【10月13日 AFP】米南部ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)で11日、大学のクラスメートらに向かって発砲するとオンライン上で脅迫したとして、女子学生が逮捕された。当局が12日、明らかにした。米国では、大学構内での銃乱射事件が相次ぎ、懸念が広がっている。

 逮捕されたのは、アトランタにあるエモリー大学(Emory University)の2年生エミリー・サカモト(Emily Sakamoto)容疑者(21)。

 サカモト容疑者は、半径8キロ以内のユーザーがメッセージを見ることができるモバイルアプリ「イクヤク(Yik Yak)」に脅迫文を投稿したとされ、メッセージに気付いたクラスメートが通報し、同容疑者は拘束された。

 地元テレビWXIA-TVによると、サカモト容疑者は「学校で発砲する。明日。室内にいろ」「中庭にいる奴らが最初に死ぬ連中だ」と投稿したという。

 エモリー大学は、このメッセージが表示されていたのはわずか数分間だったが、複数の学生がそれを目にし、そのうちの1人が通報したと声明で発表し、「この2年生はメッセージを投稿したことを認めたため、逮捕された」と学生たちにメールで知らせた。

 サカモト容疑者は、「11日朝に投稿したソーシャルメディアのメッセージで、大学に対してテロの脅迫を行った」罪に問われると同大学は声明で発表した。

 米国では今月1日に、西部オレゴン(Oregon)州の短期大学で男が銃を乱射し、9人が死亡する事件が発生したばかり。(c)AFP