【10月13日 AFP】独自動車大手フォルクスワーゲン(VolkswagenVW)の排ガス規制逃れ問題を映画化する計画が、米ハリウッド(Hollywood)で進んでおり、環境活動家として知られる米俳優・映画制作者のレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)さんがプロデューサーを務める見通しであることが分かった。米芸能誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)が12日、伝えた。

 同誌によると、米映画大手パラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)とディカプリオさんの制作会社「Appian Way」が、VWの不正問題に関する近刊書の権利を取得した。

 全世界に波紋を広げた同問題でVWは、走行中は排ガス浄化機能を止める一方で、排ガス検査を感知すると窒素酸化物などの有害物質の排出を規制の範囲内に抑えることができるソフトウエアをディーゼル車1000万台以上に搭載していたとされる。

 ディカプリオさんは環境問題での活動を積極的に行っており、自身の名を冠したレオナルド・ディカプリオ財団(Leonardo DiCaprio Foundation)は環境保護に数百万ドルを寄付している。(c)AFP