【10月9日 AFP】今年8月から噴火活動が続いているエクアドルのコトパクシ(Cotopaxi)山で8日、上空2000メートルに達する噴煙が観測された。当局者が明らかにした。

 巨大な噴煙は、コトパクシ山の北45キロにある首都キト(Quito)からも確認された。同国の安全調整省によると、火口から立ち上った噴煙は上空2000メートルの高さにまで達した。また、キト南部の地域に降灰する恐れもあるという。

 138年の間、火山活動を休止していたコトパクシ山は、今年8月に噴火。同山は、山頂が不安定な形で雪に覆われている上、人口密集地域に近いことから、世界で最も危険な火山の一つとされている。コトパクシ山の噴火によって火山泥流や雪崩が発生すれば、推定32万5000人に影響が及ぶと当局はみている。(c)AFP