【10月9日 AFP】韓国サッカー界の大物で、国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選への出馬を表明している鄭夢準(Mong-Joon Chung、チョン・モンジュン)氏が8日、FIFAの倫理委員会から言い渡された6年間の職務停止処分に対し、「あらゆる法的手段を使う」と述べて対決姿勢を示した。

 元FIFA副会長でもある鄭夢準氏は、「FIFAはまるで沈んでいくタイタニック(Titanic)号のようだ」と表現し、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長に対しては、「FIFAを道徳的な破滅に追いやった」と批判した。

「あらゆる法的手段を使い、倫理委員会が下した今回の決定が不当であることを明らかにしながら、FIFAを改革するためにできる限りのことを続けていく」

 FIFAの倫理委員会は8日、2022年のW杯招致における韓国のロビー活動で不正があったとして、鄭夢準氏に対し6年間の職務停止処分を言い渡した。

 倫理委員会は同日、ブラッター会長と欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長に対しても、それぞれ90日間の職務停止処分を科している。(c)AFP