【10月8日 AFP】フランス南部の工業大学「ISIS」が、「ISIS」の別称があるイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」との関係を疑われ、カナダの税関当局とトラブルになった。同大学が7日、明らかにした。

 ISISは仏南部トゥールーズ(Toulouse)そばのカストル(Castres)にある医療系のIT技術を専門とする工業大学。研究のためにカナダから衛星測位システムを調達しようとしたが、同大によると、慎重な扱いを要する機器のため、カナダの税関当局が輸出を認めなかったという。調達の許可が下りるまでやり取りに2か月ほどかかった。

 大学側は、ISとの関連性を疑われることに対処したいと考えているが、学校名を変えるつもりはないとしている。(c)AFP