【10月7日 AFP】ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ(Igor Konashenkov)報道官は7日、同国によるシリア空爆について、米国主導の有志連合との調整を求める米国の提案の受け入れを示唆した。

 ロシアの複数の通信社によるとコナシェンコフ報道官は、「露国防省は米国防省からの諸提案に返答した。シリア領内で実施されているテロ組織『イスラム国(Islamic State、IS)』に対する作戦に関して調整を行うという米国の提案を精査しているところだ。大枠においてこれらの提案は実行され得る」と述べたという。

 米露両国は先週、ロシアの提案により、事故防止のため軍用機をシリア上空の同一空域で同時に飛行させないことについて協議した。

 6日にはロシアの戦闘機がシリア領内のISの基地12か所を空爆するなど、ロシア政府は1週間前に開始したシリアへの空爆作戦を拡大させている。だが一方で、ロシア機がトルコの領空を侵犯したことを受けて、トルコとの緊張が高まっている。(c)AFP