【10月7日 AFP】15MLBは6日、ア・リーグのワイルドカードゲームが行われ、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が3-0でニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を退け、カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)との地区シリーズに進出した。

 アストロズは先発登板したダラス・カイケル(Dallas Keuchel)が6回3安打無失点の好投をみせ、ヤンキースをプレーオフ敗退に追い込んだ。

 アストロズは2回にコルビー・ラスマス(Colby Rasmus)、4回にカルロス・ゴメス(Carlos Gomez)が、ヤンキース先発の田中将大(Masahiro Tanaka)が投じた初球からそれぞれソロ本塁打を放ち、試合の主導権を握った。

 そして7回にホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)の適時打で追加点を挙げたアストロズは、2005年に行われたナ・リーグ優勝決定シリーズで、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)を破って以来となるプレーオフでの勝利を収めた。

 自身初の中3日で先発登板したカイケルは、試合後に「信じられない」と語っている。

「ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)で好投できたことは、本当に素晴らしいことだ」

「マウンドに立つまでは浮足立っていたけれど、幸運にも数球で最初のアウトを取ることができた」

 ヤンキース戦を得意としているカイケルは、2回二死からグレッグ・バード(Greg Bird)に安打を許したものの、その後は10者連続で打者を打ち取った。

 ヤンキースは6回に一、二塁のチャンスを作ったものの、続く指名打者のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)はセンターフライに倒れ、5万113人の観衆を失望させた。(c)AFP