【10月6日 AFP】世界の海と漁業の保護について各国の首脳らが話し合う国際会議「私たちの海洋(Our Ocean)」が5日に開幕し、開催国のチリは、太平洋上の同国領、イースター島(Easter Island)周辺を広範な海洋保護区に指定すると発表した。

 太平洋沿岸の美しい港町、バルパライソ(Valparaiso)で始まった同会議の開幕の辞で、チリのミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)大統領は、マグロやサメ、カジキ類の産卵場として知られているイースター島の周辺63万1368平方キロを海洋保護区に指定することを表明。既存の海洋保護区と合わせると、チリ領海で商業漁業を禁じた保護区は100万平方キロに上り、「世界でも有数」の海洋保護区になると述べた。

 海洋生態系の保護を掲げる同会議の開催は、今年で2回目。(c)AFP/Dave Clark