【10月6日 AFP】ロシア政府は5日、先週末に実施したシリア空爆の際に、戦闘機の1機が悪天候のためごく短い間、トルコ領空に侵入したと発表した。この出来事をめぐっては、トルコ政府や欧米諸国の間で懸念の声が上がっていた。

 トルコ政府によれば、同国の領空に侵入したロシアの戦闘機は、トルコ空軍のF16戦闘機2機によって領空外に追い出された。

 一方のロシア政府は、同国のSU30戦闘機1機が3日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に対するシリアでの空爆を終え同国内の空軍基地に戻ろうとした際、トルコ領空に「数秒間」入ったとしている。ロシア国防省は声明で、再発防止策をとったと説明している。(c)AFP