【10月4日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは3日、第8節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が5得点の活躍をみせ、ニューカッスル(Newcastle United)を6-1で退けると同時に、暫定ながら首位へ返り咲いた。

 シティは前半18分、ニューカッスルのアレクサンダル・ミトロビッチ(Aleksandar Mitrovic)に得点を奪われ、本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で先制を許した。

 しかし、アグエロは前半42分に同点ゴールを決めると、その後はケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)のゴールをはさみながら後半だけで4得点を記録し、シティがニューカッスルを突き放した。

 1992年のプレミアリーグ発足以降、これまでアンディ・コール(Andy Cole)、アラン・シアラー(Alan Shearer)、ジャーメイン・デフォー(Jermaine Defoe)、ディミタール・ベルバトフ(Dimitar Berbatov)が1試合5得点を達成しており、アグエロはリーグ史上5人目となる。

 アグエロの20分間でみせたゴールショーは、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の活躍をほうふつさせるものだった。

 レワンドフスキはVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)と対戦したドイツ・ブンデスリーガ1部の試合で、9分間のうちに5得点をたたき出し、バイエルンを5-1の大勝に導いた。

 アグエロの偉業には、サッカー界の各所から称賛が寄せられているが、本人は個人の数字よりもチームが勝てたことの方が大事だと強調し、シティが暫定ながら首位に復帰できたこと、リーグ戦で久々に得点できたことがとにかくうれしいと語っている。

「プレミアでは4試合ほど無得点に終わっていたので、今日のパフォーマンスは本当にうれしい。記録に並んだのは、更衣室で初めて知った。だけど一番大切なのは、勝ち点3を獲得できたことだ」

「5得点は良いことだし、満足している。できればこれを続けたい。勝利につながったという意味では、どの得点も気に入っている」

 ニューカッスルを粉砕したアグエロだが、後半21分でベンチに退いており、状態が万全ではないことを明かしている。

「欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)戦でハムストリングを痛めたんだ」

「今は良くなっているけれど、監督が代えてくれたのはありがたい。リスクを犯したくはないからね」