【10月4日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)は3日、プールBの試合が行われ、南アフリカ代表は34-16でスコットランド代表に勝利した。

 南アフリカはハンドレ・ポラード(Handre Pollard)がキックで19得点を挙げ、順調に調子を取り戻し続けている。

 初戦で日本に衝撃の敗戦を喫した南アフリカは、この勝利でスコットランドを抜いてプールBの首位に立った。

 スカルク・バーガー(Schalk Burger)、JP・ピーターセン(JP Pietersen)、ブライアン・ハバナ(Bryan Habana)がそれぞれ記録したトライは、ニューカッスル(Newcastle)のスタジアムを訪れた約5万人の観衆を沸かせたが、ポラードの精密なキックから重要な得点が生まれた。

 スコットランドは3-20とリードを許して迎えた後半に見事な追い上げを見せて、2度に渡って7点差に詰め寄った。

 それでもポラードはまずドロップゴール、さらには50メートルのペナルティーゴールを決め、スコットランドの7点差以内での敗戦で手にできるボーナスポイントを阻止した。

 スコットランドが今大会初黒星を喫したことで、南アフリカは準々決勝への道のりがさらに開けた。

 初戦を落とした南アフリカだったが、3試合を終えてスコットランド、そしてこの日の試合でサモアを下した日本とともに2勝1敗で並んだ。

 南アフリカと日本が米国戦を控える中、スコットランド戦はサモアとの試合を残しており、プールBの行方はボーナスポイントで決する可能性が高い。ボーナスポイントは南アフリカが3、スコットランドは2、日本はゼロとなっている。(c)AFP