【10月2日 AFP】(一部更新)米西部オレゴン(Oregon)州ローズバーグ(Roseburg)にあるアンプクア・コミュニティー・カレッジ(Umpqua Community College)で1日、男が銃を乱射し、地元当局によると10人が死亡した。容疑者の男は、警察との銃撃戦の末に死亡が確認された。

 当局によると、事件は同大学の理系棟内で発生。男は犠牲者を整然とした様子で次々と撃ち、さらに隣の教室に移っていったと報じられている。

 ダグラス(Douglas)郡保安官が記者会見で明らかにしたところによると、同大学の教室内で銃を発砲している男がいるという通報を受け、警察官らが現場に急行。「到着直後に建物の一つにいた男の居場所を突き止め、撃ち合いになった」とし、「犯人は死亡した」と述べた。

 同保安官はその後、10人の死亡を確認したと発表。さらに7人が負傷したとした上で、「死傷者の情報が錯そうしていることは承知しているが、この数字は、われわれが今手にしている最も正確な数字だ」と語った。死者数に容疑者が含まれるかどうかは今のところ不明。

 同州のケイト・ブラウン(Kate Brown)知事は、銃を乱射したのは20歳の男だったと発表。男が同大学の学生だったかどうかは不明だ。

 CNNテレビは地元当局の話として、女性1人が胸を撃たれたと伝えた。また複数のメディアの報道によると、警察は男のものとみられるソーシャルメディア上の投稿内容を調べている。男は事件を起こす前に、インターネット上に犯行予告を行っていたかもしれないと報じているメディアもある。(c)AFP